佐伯市広域森林組合の見学に行ってきました。

みるしるかくきかくとして

佐伯広域森林組合に伺い、森林組合の仕事について学びました!
工場や市場を見学したり、働いている方にお話を聞いたり・・・。新たな発見や学びがたくさんありました。

森林組合とは?佐伯広域森林組合って?

森林組合とは、森林組合法に基づいて設立された組織のこと。
森林所有者である組合員さんの出資金で森林組合が事業を運営し、森林の保存や生産を行っています。

参考URL:http://www.zenmori.org/kumiai/index.shtml

佐伯広域森林組合では「佐伯型循環林業」に取り組んでいます。
「佐伯型循環林業」は、木を植え、木が育ったらその木を伐って販売・加工して、また新たに木を植える、という循環型システムのこと。全国の再造林率は30%ですが、 佐伯広域森林組合の再造林率はなんと85%~90%!!
ほぼすべての伐採地に木が植えられています!

佐伯広域森林組合さんの公式ホームページはこちら:https://www.saikiforest.or.jp/

佐伯広域森林組合の工場

工場では、伐った木の加工作業が行われています。
建物の柱や板などに使われるのは、木を乾燥させたKD材です。

佐前広域森林組合の字目工場では、ポイラーの蒸気で木材を乾燥させています。油を炊かず、作業工程で出た木の皮 や切り屑を燃やした熱を利用しているそうです。

また、近年注目されているのがバイオマスチップ事業。
木を細かく砕いてチップにし、発電所でバイオマス電気となって人々に提供されます。環境保全の観点から需要が高まっているんです!

木の皮を剥く工程や、丸太の両側を削る工程などは機械が行っていました!
工場内の仕事の機械化が進んでいることがわかりました。

佐伯広域森林組合の市場

月に2回、市を開いて原木を売ります。
市場では丸太が人間の頭よりも高く、綺麗に積み上げられていました。

買われた原木は製材工場に送られたり、輸出されたり・・・。
佐伯広域森林組合の宇目共販所で売られるのは、8割がスギで、2割がヒノキです。

まとめ

佐伯広域森林組合が最も力を入れているのは環境保全!!
佐伯型循環林業を始め、環境に対して協力的な姿勢でいることで、森林をこれからの世代へと繋げています。

佐伯広域森林組合様の公式ホームページより画像引用

また、佐伯広域森林組合では、女性の活躍も見られました。
機械化が進む中で、出勤時間の配慮等をしながら、働きたいと思う人が働ける職場環境が備わっています!